創業から成長を続けておりメディア露出も多いDeNA。在籍者へのインタビューも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等を徹底解説します。
DeNAのことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
本記事の要点はこちら
- DeNAの年収・年収推移は?
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2023年3月期に公開された有価証券報告書から、DeNAの平均年収は856万円、平均年齢は37.4歳となっています。また、過去の推移から年々平均年収が上昇しており、勢いのある企業であることが分かります。
平均年齢は37.4歳と比較的若い会社ではありますが、dodaが発表している30代の平均年収435万円を大きく上回っており、高い年収を社員へ還元する日本を代表する企業の一つです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度3月期 | 856万円 | 37.4歳 |
2022年度3月期 | 850万円 | 36.8歳 |
2021年度3月期 | 821万円 | 36.1歳 |
2020年度3月期 | 790万円 | 35.4歳 |
2019年度3月期 | 767万円 | 34.9歳 |
- DeNAの職種別・年齢別平均年収は?
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ライトハウスに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。
職種 平均年収 営業系 800万円 企画・事務・管理系 762万円 クリエイティブ系 665万円 IT系エンジニア 798万円 出典:ライトハウス 年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが伺えます。
年齢帯 平均年収 25~29歳 614万円 30~34歳 753万円 35~39歳 773万円 40~44歳 786万円 出典:ライトハウス - DeNAは新卒採用がメイン?中途採用では入れない?
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DeNAは新卒採用メインのイメージがありますが、同社HPを見てみると全社員中77.2%が中途採用であることが分かります。新卒で同社へ入社できなかったとしても、中途で入り活躍することは可能です。
DeNAの平均年収は856万円、平均年齢は37.4歳
DeNAの有価証券報告書によると、平均年収は856万円、平均年齢37.4歳です。過去の推移を見ても、年々平均年収が上昇しており、着実に成長を遂げている日本を代表するメガベンチャーであることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度3月期 | 856万円 | 37.4歳 |
2022年度3月期 | 850万円 | 36.8歳 |
2021年度3月期 | 821万円 | 36.1歳 |
2020年度3月期 | 790万円 | 35.4歳 |
2019年度3月期 | 767万円 | 34.9歳 |
dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。
DeNAの事業内容は?
DeNAはゲームやライブストリーミング、スポーツ事業を中心に展開する、日本を代表するインターネット関連企業です。
事業 | 内容 |
---|---|
ゲーム事業 | モバゲー等のゲームサービス提供 |
ライブストリーミング事業 | Pococha(ポコチャ)、IRIAM(イリアム)等ライブストリーミングサービスの提供 |
ヘルスケア・メディカル事業 | Kencom(ヘルスケアアプリ)やMYCODE(遺伝子検査サービス)等のヘルスケア・メディカル事業の提供 |
スポーツ事業 | 横浜DeNAベイスターズや、川崎ブレイブサンダース、SC相模原の運営 |
新規事業・その他 | GO(タクシー配車)やAnyca(車のシェアリング)、VC事業等 |
企業概要です。
会社名 | 株式会社ディー・エヌ・エー |
資本金 | 10.397百万円 (2023年3月末時点) |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア |
代表者 | 南場 智子 岡村 信悟 |
設立 | 1999年3月4日 |
DeNAの年収は高い?低い?競合他社との比較
DeNAと似た業態の企業(インターネット、ゲーム、メディア)と年収を比較しました。名だたるIT企業の中でも、DeNAの年収が相対的に高いことが分かります。
年度 | 平均年収 |
---|---|
メルカリ | 968万円 |
DeNA | 856万円 |
サイバーエージェント | 817万円 |
楽天 | 751万円 |
ヤフー | 739万円 |
DeNAの年収体系
DeNAの年収は、基本給+残業代+賞与で計算されます。
残業代・残業手当
残業代はみなし残業45時間となっており、45時間分は既に給与に織り込まれているので、45時間を超過した分だけ残業代が支給される形です。45時間と聞くと残業が多いのでは?と心配になりますが、公式HPによるとDeNAのヘルスケア事業本部の平均残業時間は8時間程のようです。また、こちらのフルスイングの社員インタビューでも2017年の全社平均残業は12時間と語られており、寧ろ残業時間はかなり少ないと言えます。
DeNAの職種・年齢別別年収
ライトハウスに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系 | 591万円 |
企画・事務・管理系 | 602万円 |
クリエイティブ系 | 604万円 |
IT系エンジニア | 658万円 |
年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが分かります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系 | 591万円 |
企画・事務・管理系 | 602万円 |
クリエイティブ系 | 604万円 |
IT系エンジニア | 658万円 |
DeNAの中途採用
DeNAは新卒採用メインのイメージがありますが、公式HPを見てみると全社員中77.2%が中途採用であることが分かります。新卒でDeNAへ入社できなかったとしても、中途で入り活躍することが可能です。
DeNAの初任給
DeNAの新卒採用はビジネス職、デザイナー職、エンジニア職、AIスペシャリスト職に分かれています。
ビジネス職:基本年俸500万円(月次支給+年2回の賞与)
デザイナー職:基本年俸420万円(月次支給+年2回の賞与)
エンジニア職:基本年俸500~1,000万円(月次支給+年2回の賞与)
AIスペシャリスト職:600~1,000万円(月次支給+年2回の賞与)
見込み残業代80時間分が含まれているとはいえ、一年目で年収500万円超となります。一部外資系企業を除くと、国内最高レベルの初任給となります。エンジニア職やAIスペシャリスト職だと、初年度で年収1,000万円を目指せます。
DeNAの福利厚生
DeNAの公式HPを見ると、様々な福利厚生が充実していることが分かります。
- CHO(Chief Health Officer)室設置
- 健康管理室
- 子育て・家族支援
- 年次有給休暇
- 積立休暇制度
- 休暇・休職制度
- 結婚祝い金
- ベビーケア休暇
- 育児休暇
- 児童手当
- 子の看護休暇
- ベビーシッター補助
- 出張シッター手当
- ベビーシッター割引券
- 介護休暇
- 介護休業
- 慶弔休暇
- 確定拠出年金/確定給付年金
- 持株会
- 各種従業員割引
- 傷病見舞金
- 災害見舞金
- リモートワーク手当
- 勤続表彰制度
- 部活動支援制度
独自の福利厚生に加え、テレワーク設備の管理や健康診断等、他大企業にも導入されている一般的な福利厚生も充実しています。
DeNAの採用大学(学歴フィルターはある?)
2020年度のDeNAの大学毎採用数は以下の通りです。非常に人気の高い企業であるため、早慶、関関同立、March等、高学歴の学生を多く採用出来ているようです。一方で、比較的採用大学がばらついているので、学歴に自信のない方にもチャンスがあると言えます。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 東京大、慶應義塾大、早稲田大 | 5 |
4 | 東北大、大阪大、東海大 | 3 |
7 | 神戸大、武蔵野美術大、明治大 | 2 |
10 | 筑波大、東京学芸大、東京工業大、電気通信大、横浜国立大、新潟大、名古屋大、京都大、九州大、宮城大、千葉工業大、青山学院大、上智大、創価大、東京理科大、日本大、法政大、立教大、同志社大、立命館大 | 1 |
DeNAは激務?残業多い?やばい?離職率高い?
DeNAは離職率を公表していません。ただ、プレジデントで南場会長が「離職率はIT業界の平均より低いし、出戻り率も高まっている」とは発言しています。厚労省の雇用動向調査結果の概要から、令和4年度の情報通信業の離職率は11.9%ですので、DeNAの離職率は高くても10%前後と予想されます。全業態平均が15.0%なので、DeNAの離職率は寧ろ低いと言えるでしょう。
充実した福利厚生や高い年収体系、若手を抜擢する評価制度等、従業員満足度の高い仕組みを構築・維持できている企業です。
DeNAに新卒で入るのはやばい?気持ち悪い?宗教?
DeNAはネット上でやばいと言われていますが、実態は全くやばくありません。やばいと言われる理由は以下と推測されます。
- 若手が異例の抜擢をされることがあるため
- 新卒の給料が非常に高いため
- 球団を保有しており、一部のアンチから嫌われているため
- 激務であると言われるため
- 離職率が高いと言われるため
こちらについては後日別記事で解説していきます。
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