創業から成長を続けておりメディア露出も多いサイバーエージェント。在籍者へのヒアリングも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等を徹底解説します。
サイバーエージェントのことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
本記事の要点はこちら
- サイバーエージェントの年収・年収推移は?
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2022年9月期に公開された有価証券報告書から、サイバーエージェントの平均年収は817万円、平均年齢は34.2歳となっています。また、過去の推移から年々平均年収が上昇しており、勢いのある企業であることが分かります。
平均年齢は34.2歳と比較的若い会社ではありますが、dodaが発表している30代の平均年収435万円を大きく上回っており、高い年収を社員へ還元する日本を代表する企業の一つです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2022年度9月期 | 817.0万円 | 34.2歳 |
2021年度9月期 | 771.1万円 | 34.1歳 |
2020年度9月期 | 733.6万円 | 33.2歳 |
2019年度9月期 | 681.7万円 | 32.2歳 |
2018年度9月期 | 708.2万円 | 31.9歳 |
- サイバーエージェントの職種別・年齢別平均年収は?
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ライトハウスに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。
職種 平均年収 営業系 591万円 企画・事務・管理系 602万円 クリエイティブ系 604万円 IT系エンジニア 658万円 出典:ライトハウス 年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが伺えます。
年齢帯 平均年収 25~29歳 573万円 30~34歳 642万円 35~39歳 636万円 40~44歳 759万円 45~49歳 761万円 出典:ライトハウス - サイバーエージェントは新卒採用がメイン?中途採用では入れない?
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サイバーエージェントは新卒採用メインのイメージがありますが、同社HPを見てみると全社員中63.9%が中途採用であることが分かります。新卒で同社へ入社できなかったとしても、中途で入り活躍することは可能です。
サイバーエージェントはどんな会社?
サイバーエージェントは多角的に事業を展開していますが、特にメディアと広告代理店、ゲームが主力事業です。そして注力分野はメディア事業のABEMA関連事業となっています。
事業 | 内容 |
---|---|
メディア事業 | 最大注力事業であるABEMAやAmeba、タップル、AWA、WINTICKETを展開 |
インターネット広告事業 | 日本最大のインターネット広告代理店として事業を展開 |
ゲーム事業 | グラブルやウマ娘、シャドバ等、スマホゲームの有名タイトルを多く展開 |
その他事業 | エンタメ領域、DX支援、VC事業等を展開 |
会社の基本情報です。
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
資本金 | 7,239百万円(2022年9月末時点) |
本社所在地 | 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
代表者 | 藤田 晋 |
設立 | 1998年3月18日 |
サイバーエージェントの平均年収は817万円、平均年齢は34.2歳
サイバーエージェントの有価証券報告書によると、平均年収は817万円、平均年齢34.2歳です。過去の推移を見ても、年々平均年収が上昇しており、着実に成長を遂げている日本を代表するメガベンチャーであることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2022年度9月期 | 817.0万円 | 34.2歳 |
2021年度9月期 | 771.1万円 | 34.1歳 |
2020年度9月期 | 733.6万円 | 33.2歳 |
2019年度9月期 | 681.7万円 | 32.2歳 |
2018年度9月期 | 708.2万円 | 31.9歳 |
dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。
サイバーエージェントの年収は高い?低い?競合他社との比較
サイバーエージェントと似た業態の企業(インターネット、ゲーム、広告、メディア)と年収を比較しました。名だたるIT企業の中でも、サイバーエージェントの年収が相対的に高いことが分かります。
サイバーエージェントの年収体系
サイバーエージェントの年収は、基本給+残業代+賞与で計算されます。
残業代・残業手当
残業代はみなし残業80時間となっており、80時間分は既に給与に織り込まれているので、80時間を超過した分だけ残業代が支給される形です。80時間と聞くと残業が多いのでは?と心配になりますが、公式HPによると平均残業時間は31時間程のようです。長時間働いても給与があまり変わらないので、生産性を上げて短時間で成果を出す人が得をする仕組みになっています。
賞与・ボーナス
賞与が全体給与に占める割合は決して高くないようですが、業績が良い場合には決算賞与、目標達成に応じたインセンティブが支給される場合があります。一方、AbemaTV事業に集中投資している現在は、賞与が期待程は支払われていないと感じる人も多いようです。
サイバーエージェントの職種・年齢別別年収
ライトハウスに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系 | 591万円 |
企画・事務・管理系 | 602万円 |
クリエイティブ系 | 604万円 |
IT系エンジニア | 658万円 |
年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが分かります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系 | 591万円 |
企画・事務・管理系 | 602万円 |
クリエイティブ系 | 604万円 |
IT系エンジニア | 658万円 |
サイバーエージェントの中途採用
サイバーエージェントは新卒採用メインのイメージがありますが、公式HPを見てみると全社員中63.9%が中途採用であることが分かります。新卒で同社へ入社できなかったとしても、中途で入り活躍することが可能です。
サイバーエージェントの初任給
サイバーエージェントの新卒採用はビジネスコース、クリエイターコース、エンジニアコースに分かれており、ビジネスコースとクリエイターコースの初任給は42万円です。エンジニアコースはもっと高くなる場合があります。
ビジネス・クリエイターコース:42万円(年俸504万円)
エンジニアコース
・能力別給与体系:最低年俸504万円~/個々人の能力別に独自の基準で評価
・エキスパート認定:最低年俸720万円~/高度な技術や実績成果を持つ方が対象
見込み残業代80時間分が含まれているとはいえ、一年目で年収500万円超となります。一部外資系企業を除くと、国内最高レベルの初任給となります。
サイバーエージェントの福利厚生
サイバーエージェントの公式HPを見ると、様々な独自の福利厚生が充実していることが分かります。
- 女性活躍促進制度 macalonパッケージ
- 家賃補助制度 2駅ルール・どこでもルール
- リフレッシュ休暇 休んでファイブ
- 退職金制度(勤続インセンティブ)
- CArcle(部活動)
- メンタルヘルス
- 健康診断
- 予防接種
- オフィス環境
- テレワーク環境の整備
- マッサージルーム
- 医務室
家賃補助制度は2つあります。2駅ルールとどこでもルールです。2駅ルールは勤務しているオフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円、勤続年数が丸5年を経過した正社員に対してはどこに住んでいても月5万円の家賃補助を支給するどこでもルールが適用されます。
有給休暇制度に関して、リフレッシュ休暇・休んでファイブが入社3年目以上の社員に適用され、毎年5日間の年次有給休暇を取得できます。
独自の福利厚生に加え、テレワーク設備の管理や健康診断、予防接種等、他大企業にも導入されている一般的な福利厚生も充実しています。
サイバーエージェントの採用大学(学歴フィルターはある?)
2022年度のサイバーエージェントの大学毎採用数は以下の通りです。非常に人気の高い企業であるため、早慶、関関同立、March等、高学歴の学生を多く採用出来ているようです。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大 | 21 |
2位 | 慶應義塾大 | 19 |
3位 | 同志社大 | 13 |
4位 | 法政大、明治大 | 10 |
6位 | 青山学院大、東京理科大 | 7 |
8位 | 東京大 | 6 |
9位 | 筑波大、上智大、立教大、立命館大 | 5 |
13位 | 大阪大、明治学院大 | 4 |
15位 | 京都大、武蔵野美術大、大阪工業大、関西学院大 | 3 |
19位 | 東北大、千葉大、東京工業大、九州大、大阪府立大、成蹊大、日本大、龍谷大、関西大、近畿大 | 2 |
学歴フィルターに関して、人事の方が無いと断言されています。「素直でいい人」を採用したいとメディアで発言しているので、そういった方がサイバーエージェントにマッチするのかもしれません。
学歴は関係ありません!
Cyber Agent Way
学歴だけで人は判断できないと思っていますし、動画選考をご提出いただいた方は1人ひとり必ず社員が目を通しています。その後の選考では学歴やスキルだけではなく、サイバーエージェントで活躍ができそうかというのを総合的に見て判断させていただきます
サイバーエージェントは激務?残業多い?やばい?離職率高い?
サイバーエージェントは2023年11月時点の新卒採用HPで平均残業時間を31時間/月と公表しています。年度によって多少増減はしますが、一般的に激務という水準ではありません。ただ、広告事業やメディア事業をしている性質上、休日出勤や繁忙期の残業は覚悟すべきでしょう。
離職率についても公式HPで発表しており、最新の数字は8.4%となっています。厚労省の令和3年雇用動向調査結果を見ると、離職率の平均は13.9%となっているので、サイバーエージェントの離職率は平均よりも低いと言えます。充実した福利厚生や高い年収体系、若手を抜擢する評価制度等、従業員満足度の高い仕組みを構築・維持できている企業です。
サイバーエージェントに新卒で入るのはやばい?気持ち悪い?宗教?
サイバーエージェントはネット上でやばいと言われていますが、実態は全くやばくありません。やばいと言われる理由は以下と推測されます。
- 若手が異例の抜擢をされることがあるため
- 新卒の給料が非常に高いため
- 顔採用があると噂されるため
- 中途採用よりも新卒採用の方が重視されると言われるため
- 激務であると言われるため
- 離職率が高いと言われるため
こちらについては後日別記事で解説していきます。
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