【2024年最新版】大和証券の年収・給与を解説!平均年収1,233万円

国内トップレベルの存在感を誇る証券会社、大和証券。在籍者へのヒアリングも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等を徹底解説します。

大和証券のことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

本記事の要点はこちら

大和証券の年収は?

大和証券は非上場企業のため、HP上で平均年収や年齢は記載されていませんが、ご参考までに持ち株会社である大和証券グループは上場しており、有価証券報告書によると平均年収は1,223万円、平均年齢は40.4歳となっています。

年度平均年収平均年齢
2023年度3月期1,223万円40.4歳
2022年度3月期1,220万円40.3歳
2021年度3月期1,007万円42.1歳
2020年度3月期1,015万円42.3歳
2019年度3月期1,057万円41.9歳
出典:大和証券グループの有価証券報告書

dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、大和証券は日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

大和証券は中途採用の難易度は高い?

大和証券は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、大和証券グループの公式発表の通り、今後中途採用者を増やしていく方針のようです。正確な数字は発表されていませんが、2022年度には200名採用を目標に採用活動をしていました。

国内トップクラスの證券会社なので転職難易度は相応に高いことが予想されますが、しっかり準備すれば転職可能性は低くないでしょう。

大和証券グループ本社は、2022年度の中途採用人数を大幅に増やし約200人を目標とする方針だ。多様なバックグラウンドを持つ人材を取り込むことで、企業としてのレジリエンス(適応力)を高める。

Bloomberg記事から
大和証券のリテールの役職別年収は?

大和証券のリテールの役職別年収は以下の通りです。主任、課長代理、上席課長代理、次長、副部長、部長に分けられます。

役職年収年次イメージ
役職無し400~600万円1~3年目
主任600~800万円4~8年目
課長代理800~900万円9~12年目
上席課長代理900~1,200万円13年目~
次長1,200~1,400万円評価による
副部長1,400~1,700万円評価による
部長1,800万円~評価による
大和証券グループのリテールの役職別年収
大和証券のホールセールの役職別年収は?

大和証券のホールセールの役職別年収は以下の通りです。主任、課長代理、上席課長代理、次長、副部長、部長に分けられます。

役職年収年次イメージ
役職無し400~600万円1~3年目
主任600~800万円4~8年目
課長代理900~1,100万円9~12年目
上席課長代理1,100~1,400万円13年目~
次長1,400~1,800万円評価による
副部長1,800万円~評価による
部長2,500万円~評価による
大和証券グループのホールセールの役職別年収
目次

大和証券はどんな会社?

大和証券は大和証券グループの中核企業で、個人投資家や法人顧客に対してさまざまな金融サービスを提供しており、世界中に支店や子会社を持っています。特に、アジア地域やアメリカ、ヨーロッパでの展開が盛んで、グローバルな金融市場での存在感を持っています。また証券会社の中でも比較的柔らかいイメージを持たれており、業界1位で厳しい社風と言われる野村證券とよく対比で語られます。

会社名大和証券株式会社
資本金1,000億円
本社所在地東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 グラントウキョウ ノースタワー
代表者中田 誠司
出典:大和証券の公式HP

また、大和証券グループは以下の通りの組織図になっています。企業、機関投資家、個人の間に入って金融サービスを提供しています。営業から金融商品の組成、トレーディング、資本施策のアドバイスなど、グループ会社の総力を活かしたサービス内容は多岐に渡ります。

大和証券の平均年収は1,233万円、平均年齢は40.4歳

大和証券グループの有価証券報告書によると、平均年収は1,233万円、平均年齢40.4歳です。ただ、これは大和証券グループ全体の平均年収であり、大和証券単体の平均ではないので、あくまで参考程度にしてください。

dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、大和証券は日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

大和証券の職種は?

大和証券には様々な職種が存在します。採用方法や難易度、年収も大きく違うので、大和証券への転職を検討する場合はしっかりと確認することを推奨します。

大和証券の職種
  • リテール:富裕層や事業法人、医療法人向けに金融ソリューションを提供
  • ホールセール:
    • インベストメントバンキング:企業の資金調達やM&Aをサポート
    • グローバルマーケッツ:株式や債券の取引を法人と行う

大和証券の年収は高い?低い?競合他社との比較

大和証券グループと他証券会社の年収を比較しました。大和証券グループは持ち株会社なので参考情報になりますが、その他の証券会社と比較すると、大和証券グループが最も高い平均年収となっています。業界トップクラスの実力者らしく、高年収で報いる報酬体系になっていることが分かります。

年度平均年収
大和証券グループ(参考情報)1,223万円
野村證券1,077万円
みずほ証券1,069万円
SMBC日興証券961万円
松井証券914万円
岡三証券818万円
いちよし証券636万円
出典:東洋経済社の就職四季報

大和証券の年収体系

大和証券の年収は、基本給+残業代+賞与(年2回)で構成されます。

賞与はパフォーマンスや業績に応じて変動するようですが、営業職だと大体月給の4か月分前後支給されるようです。

大和証券の役職別年収

大和証券のリテールの役職別年収です。日本トップクラスの証券会社ということで、30代前半で年収1,000万円に届くレベルまで昇給することも可能です。

役職年収年次イメージ
役職無し400~600万円1~3年目
主任600~800万円4~8年目
課長代理800~900万円9~12年目
上席課長代理900~1,200万円13年目~
次長1,200~1,400万円評価による
副部長1,400~1,700万円評価による
部長1,800万円~評価による
大和証券グループのリテールの役職別年収

大和証券のホールセール部門の役職別年収です。営業職と比べ年収が高めになっていますが、他証券会社程違いが無いのが特徴です。例えば野村證券はリテールとホールセールの年収はかなり異なってきます。

役職年収年次イメージ
役職無し500~600万円1~3年目
主任600~900万円4~8年目
課長代理900~1,200万円9~12年目
上席課長代理1,200~1,400万円13年目~
次長1,400~1,700万円評価による
副部長1,800万円~評価による
部長2,500万円~評価による
大和証券グループのホールセールの役職別年収

大和証券で年収1,000万円・2,000万円に到達するには?

大和証券で年収1,000万円に到達するには、リテールだと上席課長代理レベル、ホールセールだと課長代理レベルまで昇進する必要があります。

リテールで2,000万円は部長クラス以上に昇進する必要がありますが、ホールセールだと次長か副部長で達成可能です。ホールセールとして入社し、順当に成果を積み重ねれば年収2,000万円は十分に狙える水準です。

大和証券は野村証券程実力主義ではありませんが、昇進のスピードは実績によって大きく変わってきます。人によってはもっと早く年収1,000万円や2,000万円に到達することが可能です。

大和証券の中途採用

大和証券は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、大和証券グループの公式発表の通り、今後中途採用者を増やしていく方針のようです。正確な数字は発表されていませんが、2022年度には200名採用を目標に採用活動をしていたようです。

国内トップクラスの證券会社なので転職難易度は相応に高いことが予想されますが、しっかり準備すれば転職可能性が低くないでしょう。

大和証券グループ本社は、2022年度の中途採用人数を大幅に増やし約200人を目標とする方針だ。多様なバックグラウンドを持つ人材を取り込むことで、企業としてのレジリエンス(適応力)を高める。

Bloomberg記事から

大和証券の初任給

大和証券グループの公式HPによると、大和証券の初任給は以下の通りとなっています。

総合職・広域エリア総合職・エリア総合職だと一年目年収は350万円程、総合職エキスパート・コースだと600万円程となります。後者であれば日本トップクラスの初年度年収と言えます。

大和証券グループにおける初任給
  • 【総合職・広域エリア総合職・エリア総合職】:280,000円/月
  • 【総合職エキスパート・コース】:450,000円~/月
  • 【コンタクトセンター】:235,000円/月

大和証券の福利厚生

大和証券グループの公式HPを見ると、様々な福利厚生が整備されていることが分かります。休暇制度は長期休暇含めしっかりと整備されていますし、奨学金返済サポート制度等ユニークな福利厚生もあります。

  • 保養所(浦安、軽井沢など)
  • 各種法人契約(レジャー、スポーツクラブ、映画などの割引利用)
  • 社内イベント支援制度
  • クラブ活動支援制度
  • 企業年金
  • 健康増進(定期健診、人間ドック、ダイワオンラインケアなど)
  • 奨学金返済サポート制度
  • 資格取得支援制度
  • 育児休職制度
  • 保活サポートデスク
  • 短時間勤務制度
  • 勤務地変更制度

大和証券は激務?有給は取れる?離職率高い?残業多い?

大和証券の平均残業時間についてです。毎年20時間前後と、平均を見ると決して激務とは言えない水準です。とはいえ、支店、職種や時期によって忙しいタイミングがあることを覚悟した方が良いでしょう。また投資銀行部門は間違いなく激務なので、本平均残業時間は全く参考になりません。

年収有給休暇の取得率は、70%を超える数値を継続しており、しっかり有給が消化できる環境が整っていることが分かります。離職率は5%前後で低い水準で推移しています。

項目2019年度2020年度2021年度
1月あたりの平均残業時間21.7h21.2h21.6h
年次有給休暇の取得率72%72%70%
離職率4.9%4.5%5.4%
出典:大和証券グループの公式HP

カレンダー通りの休み。土日祝日は休み。有給は比較的取りやすい。むしろ、有給を取得していないと、取るようにかなり促される。夏休みは連続して5日間取ることができ、課内で相談し、自分の好きなタイミングで取ることができる。また過度な残業にならないようになっている。

オープンワーク

ワークライフバランスは案件次第。また他の投資銀行と比べれば良いと考えられるが、一般的に良いとされる水準ではない。案件がない、あるいはスローペースの時は定時に帰れるときもあるが、案件が動いている時は、午前3時まで働くこともある。

オープンワーク

大和証券は女性が働きやすい職場?活躍できる?

大和証券は女性活躍をサポートすべく注力しており、公式HPで女性管理職比率について言及されています。大和証券では2023年6月末時点で20%を超える水準まで女性管理職が増加しています。

女性管理職数は年々増加し、2023年6月末現在ではグループで817名となっており、女性管理職比率はグループで2004年度末の2.2%から2023年6月末は16.9%(大和証券では2.3%から20.8%)まで上昇しています。

大和証券グループ公式HP

大和証券の採用大学は?学歴フィルターはある?エリート?

2022年度の大和証券の採用大学実績です。慶應大や早稲田大、京都大、東京大と、非常に高学歴な学生を多く獲得できていることが分かります。エリートと言って間違いないでしょう。

順位大学名就職者数
1慶應大48
2早稲田大40
3京都大22
4東京大20
5神戸大19
6中央大14
7大阪大13
8明治大11
9青山学院大、立教大、同志社大7
出典:ダイアモンドオンライン

大和証券はやばい?きつい?離職率高い?

大和証券はネット上でやばいと言われていますが、実態は全く危なくありません。危ないと言われる理由は以下と推測されます。

  • 証券会社の先行きを懸念する人が多いため
  • 不安を煽る記事やメディアが存在するため
  • 激務であると言われるため
  • 離職率が高いと言われるため

こちらについては後日別記事で解説していきます。

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