【2024年最新版】KPMGコンサルティングの年収・給与を解説!平均年収900万円

大手コンサルティングファームで、就活生・転職希望者から高い人気を誇るKPMGコンサルティング。結論、年収は日本トップレベルです。在籍者へのヒアリングも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等をを徹底解説します。

KPMGコンサルティングのことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

本記事の要点はこちら

KPMGコンサルティングの年収・年収推移は?

KPMGコンサルティングは非上場企業なので、平均年収を公開していません。一方、オープンワークが公開しているデータによると、平均年収は900万円となっています。

dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

KPMGコンサルティングの職種別・年齢別平均年収は?

オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。

職種平均年収
コンサルタント882万円
マネージャー1,209万円
出典:オープンワーク

年齢別で見てみると、20代でも平均700万円前後の年収を得られる可能性が高いことが分かります。

年齢帯平均年収
25歳647万円
30歳764万円
35歳891万円
40歳1,094万円
45歳1,354万円
出典:オープンワーク
KPMGコンサルティングの役職別の年収は?

KPMGコンサルティングの役職別年収です。ビジネスコンサルタントからシニアコンサルタントまでは多くの人が昇進できますが、マネージャー以降は実力主義になってきます。

役職年収年次
ビジネスアナリスト600~700万円1~3年目
コンサルタント700~900万円3~5年目
シニアコンサルタント900~1,200万円5~7年目
マネージャー1,200~1,400万円評価次第
シニアマネージャー1,300~1,500万円評価次第
アソシエイトパートナー1,500万円~評価次第
パートナー2,000万円~評価次第
KPMGコンサルティングの役職別年収
目次

KPMGコンサルティングはどんな会社?

KPMGコンサルティング株式会社は、KPMG Japanグループの一員であり、日本における主要なプロフェッショナルサービスの提供者の一つです。

KPMG Japanの遍歴を説明する前に、KPMGのグローバルな歴史について簡単に触れます。KPMGは、1987年にKlynveld Main Goerdeler (KMG) と Peat Marwick International (PMI) が合併して設立されました。この合併により、現在知られる「ビッグフォー」の一角としてのKPMGが誕生しました。

KPMGは、1980年代から1990年代にかけて、日本における事業展開を開始しました。2000年代に入ると、日本国内でのビジネス拡大を目指し、複数のメンバーファームが設立されました。その後更に日本の市場に合わせたサービスを提供するために、そのサービス範囲を広げてきました。これには、経営コンサルティング、リスク管理、ITソリューションなどが含まれます。

KPMG Japanは、KPMGの国際的なネットワークを活用し、グローバルなリソースとローカルな専門知識を組み合わせて、国内外のクライアントにサービスを提供しています。近年、KPMG Japanはデジタルトランスフォーメーションやイノベーションへの取り組みを強化し、テクノロジーを駆使したサービス提供を目指しています。

中途採用を非常に活発に行っていることでも知られています。

以下、KPMG Japanのメンバーファーム一覧です。

  • KPMG税理士法人
  • KPMG FAS株式会社
  • KPMGコンサルティング株式会社
  • KPMG AZSA株式会社
  • KPMGアドバイザリー株式会社
会社名KPMGコンサルティング株式会社
本社千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
代表者宮原 正弘
従業員数1,795名
資本金1億円
出典:KPMGコンサルティング公式HP

KPMGコンサルティングの平均年収は900万円

KPMGコンサルティングは非上場企業なので、平均年収を公開していません。一方、オープンワークが公開しているデータによると、平均年収は900万円となっています。

dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

KPMGコンサルティングの年収・給与体系

KPMGコンサルティングの年収がどう決まるのか、解説していきます。KPMGコンサルティングの年収は、基本給+残業代+賞与で決定されます。KPMGコンサルティングはみなし残業50時間なので、シニアコンサルタント未満は50時間の残業時間を超過した場合のみ残業代が発生します。

KPMGコンサルティングの賞与・ボーナス

KPMGコンサルティングは年に一度、ボーナスが支給されます。しかし他ファームと比べて年収に対するボーナス比率は小さく、2か月分弱であることが多いようです。

賞与比率はそれほど高くない。また、個人間でもそれほど大きな差はつかない。

出典:オープンワーク

KPMGコンサルティングの職種別・年齢別年収

オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。

職種平均年収
コンサルタント882万円
マネージャー1,209万円
出典:オープンワーク

年齢別で見てみると、20代でも平均700万円前後の年収を得られる可能性が高いことが分かります。

年齢帯平均年収
25歳647万円
30歳764万円
35歳891万円
40歳1,094万円
45歳1,354万円
出典:オープンワーク

KPMGコンサルティングの役職別年収

KPMGコンサルティングでは役職が大きく7つに分かれています。年収は役職によって大きく変動し、パートナーに到達すれば年収1億円越えも十分にあり得る世界です。

新卒ではビジネスアナリストとしてキャリアをスタートし、コンサルタント、シニアコンサルタントを経てマネージャーへ昇格し管理職となります。マネージャーに昇格できるかどうかは、それまでに評価次第となります。シニアマネージャー以降は、更にプロジェクトで高い評価を取り続ける必要があります。

KPMGコンサルティングの役職一覧

  • ビジネスアナリスト
  • コンサルタント
  • シニアコンサルタント
  • マネージャー
  • シニアマネージャー
  • アソシエイトパートナー
  • パートナー

KPMGコンサルティングの役職毎の年収イメージです。

役職年収年次
ビジネスアナリスト600~700万円1~3年目
コンサルタント700~900万円3~5年目
シニアコンサルタント900~1,200万円5~7年目
マネージャー1,200~1,400万円評価次第
シニアマネージャー1,300~1,500万円評価次第
アソシエイトパートナー1,500万円~評価次第
パートナー2,500万円~評価次第
KPMGコンサルティングの役職別年収

KPMGコンサルティングのサービス内容

KPMGコンサルティングが提供するサービス内容の具体的内容について解説します。主に戦略、IT、オペレーション、リスク、金融に分かれており、それぞれのコンサルタントが専門性を活かしたサービスを顧客へ提供しています。

コンサルティングサービスの種類
  • 戦略(Strategy):企業・事業戦略策定、新規事業計画策定、海外進出計画策定・実行支援、中期経営計画策定等
  • IT(Information Technology):IT戦略の策定・実行支援、IT構築プロジェクトマネジメント支援、システム監査
  • オペレーション(Operation):事業変革・業務改革、ビジネスプロセスの最適化支援、経営管理高度化、等
  • リスク(Risk):全社リスクマネジメント構築支援、内部統制および内部監査の高度化・効率化、等
  • 金融(Financial Industry):データ関連ビジネス、金融機関に特化した会計アドバイザリー、金融機関等設立支援

KPMGコンサルティングの初任給

KPMGコンサルティングの初年度年俸は、同社の新卒採用HPに掲載されています。職種はコンサルタントのみの募集となっています。初年度から年収600万円弱と非常に高い初年度年収となっています。

KPMGコンサルティングの初年度年俸
  • 学部卒:標準年収額5,700,000円(475,000円/月)
  • 院卒:標準年収額5,900,000円(491,667円/月)

ただ採用人数が少ないので、入社難易度は非常に高いと言えます。

年度新卒採用人数男性人数女性人数
2021年度26名18名8名
2020年度38名27名11名
2019年度42名28名14名
出典:マイナビ

KPMGコンサルティングの女性の働きやすさ

KPMGコンサルティングの女性の働きやすさは依然と比べると改善しているとの声が多くあります。ポジティブな意見が多く、非常に女性にとって働きやすい環境であることが分かります。

女性社員がまだ少ないのは事実で、その構造自体をまずは変えないといけないという文脈から、近年多くの取り組みが社内で実施されている。まだまだという所は多々あるが、着実に進んできていると思っている。

出典:オープンワーク

クライアント先常駐を除き、基本的には裁量労働制なので、比較的育児中でも働きやすい。インフラとしてヴァーチャルデスクトップが導入されているため、マネージャーの理解があれば突然子供が熱を出した場合などに在宅勤務も可能。

オープンワーク

KPMGコンサルティングの福利厚生

KPMGコンサルティングの福利厚生は公式HPによると以下の通りです。寮や家賃補助といった制度はありませんが、その他の福利厚生は日系大手企業並みに充実していると言えます。

  • 各種社会保険完備
  • 退職金制度
  • ワークライフバランス支援制度
  • 各種サークルクラブ活動
  • マッサージルーム

KPMGコンサルティングの採用大学

KPMGコンサルティングの採用大学実績は以下の通りです(マイナビより)。非常に幅広い大学から採用されており、選考対策を怠らなければ誰にでも採用される可能性があると言えます。

  • <大学院>大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、早稲田大学
  • <大学>青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、上智大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
  • その他海外大学および大学院

KPMGコンサルティングは激務?残業多い?離職率高い?

リモート環境やフレックスが充実しており、比較的予定を調整しやすいという声がある一方で、マネージャー以上は激務であるという声があります。

リモート案件が多く、勤怠も事実上フルフレックスである。合理性の少ない「定時」を厳密に守らされることによる遅刻や通勤ラッシュを気にせずに良い場面が多いほか、隙間に公私の小用を入れることは比較的容易。ただし、業界の気風として労働時間や休日への配慮は希薄。私が見てきたマネージャー以上はほぼ例外なく深夜や休日に稼働する状況にある。

オープンワーク

KPMGコンサルティングはやばい?

KPMGコンサルティングはネット上で「やばい」と書かれることもあります。書かれる理由は以下と推測されます。

  • 激務であると噂されるため
  • 年収が非常に高いため
  • 離職率が高いと言われるため

こちらについては後日別記事で解説していきます。

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