メガバンクの一角であり、就活生や転職希望者からも根強い高い人気を誇るみずほ銀行。在籍者へのヒアリングも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等を徹底解説します。
みずほ銀行のことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
本記事の要点はこちら
- みずほ銀行の年収・年収推移は?
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2023年3月期に公開された有価証券報告書から、みずほ銀行の平均年収は793万円、平均年齢は39.5歳となっています。また、過去の推移から年々平均年収が上昇しており、勢いのある企業であることが分かります。
dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度3月期 | 793万円 | 39.5歳 |
2022年度3月期 | 770万円 | 39.0歳 |
2021年度3月期 | 729万円 | 38.1歳 |
2020年度3月期 | 736万円 | 38.2歳 |
2019年度3月期 | 737万円 | 37.7歳 |
- みずほ銀行の職種別・年齢別平均年収は?
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オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。総合職であれば、どの職種でも好待遇が期待できます。
職種 平均年収 営業 687万円 事務 433万円 特定職 394万円 RM 611万円 出典:オープンワーク 年齢別で見てみます。若干事実より低めに出ている気もしますが、ほぼ間違いなく30代後半で年収1,000万円には到達します。
年齢帯 平均年収 25歳 430万円 30歳 651万円 35歳 866万円 40歳 1,024万円 45歳 1,142万円 50歳 1,186万円 出典:オープンワーク - みずほ銀行は中途採用の難易度は高い?
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みずほ銀行は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、みずほ銀行公式HPに書かれているように、2023年では51.5%が中途採用者です。2022年度から急激に中途採用比率が高くなっており、今後も中途採用が増えていくことが予想されます。
日本を代表するメガバンクなので転職競争率は高いですが、しっかり準備することで転職成功することは十分可能でしょう。
年度 中途採用比率 2022年度 51.5% 2021年度 21.2% 2020年度 19.1% 出典:みずほフィナンシャルグループの公式HP
- みずほ銀行の役職別の年収は?
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みずほ銀行の役職別年収は以下の通りです。
役職 年収 年次 アソシエイト 400~600万円 1~3年目 リーダー 600~1,000万円 4~8年目 マネジメント(課長、部長代理等) 1,000~1,400万円 9年目以上 EX職(部長、支店長等) 1,400万円~ 評価による みずほ銀行の役職別年収
みずほ銀行はどんな会社?
みずほ銀行はみずほフィナンシャルグループの中核企業で、日本トップクラスのメガバンクです。三菱UFJ銀行、三井住友銀行と共に三大メガバンクとして日本経済を支えています。
会社名 | 株式会社みずほ銀行 |
資本金 | 14,040億円 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目5番5号 |
代表者 | 加藤 勝彦 |
従業員数 | 24,652人(2023年3月時点) |
みずほ銀行の平均年収は793万円、平均年齢は39.5歳
みずほ住友銀行の有価証券報告書によると、平均年収は793万円、平均年齢39.5歳です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度3月期 | 793万円 | 39.5歳 |
2022年度3月期 | 770万円 | 39.0歳 |
2021年度3月期 | 729万円 | 38.1歳 |
2020年度3月期 | 736万円 | 38.2歳 |
2019年度3月期 | 737万円 | 37.7歳 |
dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。
みずほ銀行の年収は高い?低い?競合他社との比較
みずほ銀行と他メガバンク、りそな銀行の年収を比較しました。
みずほ銀行はメガバンクNO.3の位置が定着しており、年収ランキングもその通りの結果になっています。他メガバンクと比較し若干年収は低め、というのが業界内でのイメージです。
みずほ銀行の年収体系
みずほ銀行の年収は、基本給+残業代+賞与(夏と冬)で構成されます。
賞与はパフォーマンスに応じて変動するようですが、大体月給の5~6か月分前後支給されるようです。比較的年収に占める賞与の割合が高いことになります。
みずほ銀行の役職別年収
みずほ銀行の役職についてです。役職は大きくアソシエイト、リーダー、マネジメント、EX職に分けられます。リーダーまではほぼ昇格のスピードは変わりませんが、マネジメント、EX職以上になると、人事評価によって昇格スピードが変わってくるようです。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 400~600万円 | 1~3年目 |
リーダー | 600~1,000万円 | 4~8年目 |
マネジメント(課長、部長代理等) | 1,000~1,400万円 | 9年目以上 |
EX職(部長、支店長等) | 1,400万円~ | 評価による |
みずほ銀行の職種・年齢別別年収
オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業 | 687万円 |
事務 | 433万円 |
特定職 | 394万円 |
RM | 611万円 |
年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが分かります。
年齢帯 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 430万円 |
30歳 | 651万円 |
35歳 | 866万円 |
40歳 | 1,024万円 |
45歳 | 1,142万円 |
50歳 | 1,186万円 |
みずほ銀行で年収1,000万円に到達するには?
みずほ銀行で年収1,000万円に到達するには、Vの役職に到達する必要があります。
年次で換算すると大体7~8年目程です。最速で昇進すると、20代で年収1,000万円に到達すると言えます。競合である三菱UFJ銀行とほぼ同じ昇給スピードです。
支店長クラスになると、1,500~2,000万円程のレンジになります。早ければ40歳前後で支店長クラスに達します。
みずほ銀行の中途採用
みずほ銀行は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、みずほフィナンシャルグループの公式HPに書かれているように、徐々に中途採用比率が上がってきており、2022年度には51.5%まで上昇しています。
専門性の強い中途採用での採用を強めていることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2022年度 | 51.5% |
2021年度 | 21.2% |
2020年度 | 19.1% |
みずほ銀行の初任給
みずほフィナンシャルグループの公式HPによると、待遇はどの応募コースも全く同じになっています。
学部卒だと、一年目年収は350万円程となります。総合商社や外資系企業と比べると、高い初年度年収ではないです。一方で30歳前後で年収1,000万円に達するので、上昇速度はかなり早いと言えます。
・学部卒:月給260,000円
・大学院卒:月給280,000円
・博士課程修了:月給300,000円
みずほ銀行の福利厚生
みずほフィナンシャルグループのHPを見ると、様々な福利厚生が整備されていることが分かります。社員寮や住宅手当が充実しており、若手にとっては非常に魅力的な福利厚生になっています。
- 各社社会保険完備
- 持株会制度
- 住宅関連制度
- 財産形成支援制度
- 余暇支援制度 等
みずほ銀行は激務?有給は取れる?離職率高い?残業多い?
みずほ銀行の平均残業時間は以下の通りです。毎年20時間前後と、平均を見ると決して激務とは言えない水準です。とはいえ、支店、職種や時期によって忙しいタイミングがあることを覚悟した方が良いでしょう。
年収有給休暇の取得率も、70%を超える数値を継続しており、しっかり有給が消化できる環境が整っていることが分かります。
項目 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|---|
1月あたりの平均残業時間 | 19.9時間 | 21.0時間 | 22.1時間 |
年次有給休暇の取得率 | 70.3% | 76.0% | 78.3% |
ワークライフバランスは整っているとのコメントが多いので、激務と感じている人は少ないようです。
近年ワークライフバランスの充実に会社として取り組んでいる。部署によっても異なるが、ワークライフバランスの意識は年々高まっており、改善されてきていることを実感できる。
有給休暇の取得については、積極的に有給休暇を取得することが推奨されており、年間70%、日数にすると15日以上の有給休暇を取得する事が推奨されている。
オープンワーク
みずほ銀行は女性が働きやすい職場?活躍できる?
みずほ銀行は女性活躍をサポートすべく注力しており、公式HPに女性管理職比率の推移が書かれています。比率は上昇傾向にあり、徐々に女性活躍の環境が整いつつあると言えます。
項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|---|
女性課長相当職以上比率 | 16.3% | 18.0% | 19.0% | 18.5% |
業務面、社内体制的にかなり働き続けやすい会社だと思うが、部署によって差はあるかもしれない。
・職場において総合職の男女差別は基本的には感じない。
・会社として総合職女性を積極的に活躍させたい意向も感じる。
・男女問わず、現部署はフレックス制やリモート勤務が出来る体制を取っており、子どもの送り迎えなど柔軟に対応できる印象で、子育てとの両立も一定程度はしやすいと思う。
オープンワーク
みずほ銀行の採用大学は?学歴フィルターはある?エリート?
2022年のみずほ銀行の採用大学実績です。早稲田大や慶應大出身者が多いのは他メガバンクと同じですが、関関同立やMARCHも多いのが特徴です。
東大を始めとする学歴トップ層の採用は、他メガバンク程上手くいっていない傾向があります。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 慶應義塾大 | 51 |
2 | 早稲田大 | 35 |
3 | 同志社大 | 25 |
4 | 立教大 | 21 |
5 | 明治大 | 20 |
6 | 関西学院大 | 18 |
7 | 一橋大 | 15 |
8 | 青山学院大、学習院大 | 14 |
10 | 中央大 | 13 |
みずほ銀行にやばい?きつい?パワハラ?離職率高い?
みずほ銀行はネット上でやばいと言われていますが、実態は全く危なくありません。危ないと言われる理由は以下と推測されます。
- 銀行の先行きを懸念する人が多いため
- 激務であると言われるため
- 離職率が高いと言われるため
こちらについては後日別記事で解説していきます。
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