【2024年最新版】楽天の年収・給与を解説!平均年収797万円

EC、モバイル、旅行、決済、銀行等、幅広い分野で事業を展開する楽天。就活生や転職希望者からも高い人気を誇ります。在籍者へのヒアリングも踏まえ、初任給・平均年収・中途採用時の年収・職種別年収・残業・福利厚生等を徹底解説します。

楽天のことが知りたい、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

本記事の要点はこちら

楽天の年収・年収推移は?

2022年12月期に公開された有価証券報告書から、楽天(楽天グループ)の平均年収は797万円、平均年齢は34.4歳となっています。また、過去の推移から年々平均年収が上昇しており、勢いのある企業であることが分かります。

平均年齢は39.3歳ですが、dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

年度平均年収平均年齢
2022年度12月期797万円34.4歳
2021年度12月期774万円34.3歳
2020年度12月期745万円34.2歳
2019年度12月期756万円34.4歳
2018年度12月期720万円34.4歳
出典:楽天有価証券報告書
楽天の職種別・年齢別平均年収は?

オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、好待遇であることが分かります。

職種平均年収
営業586万円
マーケティング690万円
エンジニア・SE706万円
企画684万円
コンサルタント639万円
出典:オープンワーク

年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが分かります。

年齢帯平均年収
25歳494万円
30歳648万円
35歳750万円
40歳837万円
45歳938万円
50歳1,052万円
出典:オープンワーク
楽天は中途採用の難易度は高い?

楽天は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、楽天公式HPに書かれているように、いずれの年も60%以上が中途採用者です。転職難易度は高いかもしれませんが、採用枠は大きいことが予想されます。

年度中途採用比率
2022年度65%
2021年度61%
2020年度64%
出典:楽天公式HP
目次

楽天はどんな会社?

楽天は非常に多くの事業を展開しており、それらのサービス事業は4つのカンパニーに分類されます。サービスの中でも一般消費者に馴染み深いのは楽天市場、モバイル、トラベル、ポイントカードなどでしょうか。これらサービスが形成する楽天グループ経済圏のサービス利用者数は17億人超で、グローバル流通総額は33.8兆円にも及びます。

楽天は、現在モバイル事業に注力しており、楽天関連の話題は専らモバイルの話ばかりです。モバイルの大きな赤字分を他事業の利益や子会社の株式売却等で補填している状況ですが、モバイルの契約会員数は徐々に伸びており、プラチナバンドも無事取得しました。今後、モバイル事業が無事収益化するのかに注目が集まっています。

事業内容
コマース&マーケティング楽天市場、ブックス、トラベル等
コミュニケーションズ&エナジー楽天モバイル、エナジー、みん就等
インベストメント&インキュベーション楽天キャピタル、ファーム等
フィンテックグループ楽天ペイ、ポイントカード、Edy、ウォレット
出典:楽天公式HP

会社の基本情報です。

会社名楽天グループ株式会社
資本金4,495億円
本社所在地東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
代表者三木谷 浩史
設立1997年2月7日
従業員数32,079人(2022年12月時点)
出典:楽天公式HP

楽天の平均年収は797万円、平均年齢は34.4歳

楽天の有価証券報告書によると、平均年収は797万円、平均年齢34.4歳です。

年度平均年収平均年齢
2022年度12月期797万円34.4歳
2021年度12月期774万円34.3歳
2020年度12月期745万円34.2歳
2019年度12月期756万円34.4歳
2018年度12月期720万円34.4歳
出典:楽天有価証券報告書

dodaが公表しているIT/通信業界の平均年収は436万円、国税庁の民間給与実態統計調査による日本人の平均年収は458万円なので、日本における一般的な年収水準を大きく上回る企業であると言えます。

楽天の年収は高い?低い?競合他社との比較

楽天と似た業態の企業(インターネット、広告)と年収を比較しました。他のIT大手、メガベンチャーと比較すると若干低めです。モバイルへの投資の影響で近年は赤字続きなので、従業員の給料が中々上げにくい状況にあると言えます。

とはいえ、2020年度12月期から徐々に上昇していますし、前述した通り日本における平均年収は大幅に上回っています。

年度平均年収
リクルートホールディングス1,139万円
Zホールディングス913万円
DeNA856万円
サイバーエージェント817万円
楽天797万円
出典:各社の直近の有価証券報告書

楽天の年収体系

楽天の年収は、基本給+残業代+賞与(夏と冬)で構成されます。楽天はみなし残業40時間であり、40時間を超過した分だけ追加で残業代が追加されます。

賞与はパフォーマンスに応じて変動するようですが、大体月給の6か月分前後支給されるようです。比較的年収に占める賞与の割合が高いことになります。

楽天の役職別年収

楽天の役職についてです。中途入社だとBBB辺りでの入社が最も多く、且つBBB~A辺りで昇格が頭打ちになる人が多いです。AA以上がマネージャークラスと呼ばれ、年収はほぼ確実に1,000万円を超えるようになります。ただ、楽天内でかなり上まで上り詰めないと、中々年収1,000万円を超えるのは難しいことが分かります。

役職年収年次
B~500万円新卒1年目
BB~700万円2~3年目
BBB~900万円3~5年目
A800~1,100万円6年目~
AA1,000~1,500万円評価による
AAA人による評価による
楽天の役職別年収

楽天の職種・年齢別別年収

オープンワークに登録されているデータを参照すると、以下の通りです。どの職種も日本の平均年収を大きく上回っており、非常に好待遇であることが分かります。

職種平均年収
営業586万円
マーケティング690万円
エンジニア・SE706万円
企画684万円
コンサルタント639万円
出典:オープンワーク

年齢別で見てみると、20代でも平均500万円以上の年収を得られる可能性が高いことが分かります。

年齢帯平均年収
25歳494万円
30歳648万円
35歳750万円
40歳837万円
45歳938万円
50歳1,052万円
出典:オープンワーク

楽天で年収1,000万円に到達するには?

楽天で年収1,000万円に到達するには、グレードAかグレードAA到達する必要あります。それより下の役職では、基本的に年収1,000万円を達成することはできません。

楽天の人事・評価制度は?

楽天では上述した役職が付与され、役職に応じて年収が増加していきます。中途入社時はBかBBの役職からスタートすることが多いです。役職の査定は2軸で評価されます。

  • パフォーマンス(定量)
  • コンピテンシー(定性)

楽天の事業は多岐に渡るので、全ての事業を定量で平等に評価することは難しく、実質定性評価を重視する社風になっています。

楽天の中途採用

楽天は新卒採用のイメージがあるかもしれませんが、楽天公式HPに書かれているように、いずれの年も60%以上が中途採用者です。採用枠は大きいことが予想されます。

年度中途採用比率
2022年度65%
2021年度61%
2020年度64%
出典:楽天公式HP

一方で、楽天はdodaが発表している「転職人気企業ランキング2023」で4位にランクインしています。全ての会社を含めた中で4位なので、転職難易度は非常に高いと言えるでしょう。

転職人気企業ランキング2023

dodaの転職人気ランキングは、年に一度転職人気企業上位300社を選び発表するものです。「総合」「業種別」「職種別」「男女別」「年代別」「年収別」「職位別」それぞれでランキングが形成されている中、こちらでは「総合」ランキングを紹介します。。全ての会社の中でのランキングなので、ここに載るだけで非常に人気度の高い企業ということになります。

順位企業名
1位トヨタ自動車
2位グーグル
3位ソニー
4位楽天
5位パナソニック
6位アマゾンジャパン
7位Apple Japan
8位キーエンス
9位任天堂
10位リクルートホールディングス
出典:doda転職人気企業ランキング2023
doda転職人気ランキング11~20位はこちら
順位企業名
11位ファーストリテイリング
12位ヤフー
13位全日本空輸(ANA)
14位サントリーホールディングス
15位本田技研工業(Honda)
16位三菱商事
17位ソフトバンク
18位日本マイクロソフト
19位東日本電信電話(NTT東日本)
20位西日本電信電話(NTT西日本)
出典:doda転職人気企業ランキング2023
doda転職人気ランキング11~20位はこちら
順位企業名
21位東日本旅客鉄道(JR東日本)
22位資生堂
23位伊藤忠商事
24位オリエンタルランド
25位味の素
26位日本航空(JAL)
27位日本電気(NEC)
28位NTTドコモ
29位明治
30位日本アイ・ビー・エム
出典:doda転職人気企業ランキング2023

楽天の初任給

楽天の公式HPによると、待遇はどの応募コースも全く同じになっています。

一年目年収は450万円程となります。国内では高いレベルの初年度年収です。

楽天の初任給

・学部卒:月給30万円(基準給:22万7,849円+残業代7万2,151円)+賞与

・修士卒:月給31万円(基準給:23万5,444円+残業代7万4,556円)+賞与

楽天の福利厚生

楽天の公式HPを見ると、様々な福利厚生が整備されています。

  • フレックスタイム制度
  • 時差勤務制度
  • 在宅勤務
  • 新型コロナ禍でのワークスタイル
  • 仕事と育児・介護の両立支援
  • 食事補助
  • SO・持株会
  • クラブ活動
  • 楽天クリムゾンハウスサービス施設
  • 社員寮 等

フレックス・時差出勤制度が導入されており、働く時間帯は自由に選べます。

仕事と育児・介護の両立支援も充実しており、例えば産休・育休後の服飾率は99%(2020年度実績)ですし、社内託児所や授乳室の設置、内閣府ベビーシッター割引券の導入、オープンファミリーデーの実施等があります。

その他、朝昼晩の三食がカフェテリアにて無料で提供されますし、楽天クリムゾンハウス内にはヘアサロン、ネイルサロン、事務、クリーニングなど身の回りのことが全てカバーできる程の施設が揃っています。

楽天は激務?残業多い?やばい?離職率高い?

楽天の平均残業時間のデータはありませんが、オープンワークの口コミを見ると部署によって残業時間がかなり異なるようです。

フレックス、時差出勤、リモートワークが福利厚生として整備されているので、働く時間が長くてもワークライフバランスを調整しやすいという声もあります。

所属先の部署にもよると思うが、私の所属する部署では基本提示で仕事を終わらせる人が大多数で、残業をたくさんする文化はない。プライベートの時間も取りやすく、バランスのとれた生活ができている。また、子どもの送り向かいなどで早めに仕事を切り上げる人もいるため、かなり柔軟に働くことができている印象がある。

オープンワーク

楽天は女性が働きやすい職場?

楽天は女性活躍をサポートすべく注力しており、公式HPに指標が記載されています。育休取得率が100%を超えているのは、計算式が「2022年1月から12月までに育児休業取得した従業員の数/当該期間中に出産した従業員の数」のためです。

女性活躍にまつわる指標比率
女性社員割合40.4%
女性管理職割合30.1%
女性育児休業取得率104.2%
育児休業復職率97.0%
出典:楽天公式HP

ワーキングマザーの管理職も多く、評価における差を感じたこともない。本社の隣に社員が利用できるバイリンガル保育園も完備され、授乳室、カフェテリア、美容室、マッサージ、在宅勤務制度も整っている。ダイバーシティにも取り組んでおり、日本企業の中では非常に先進的な社風。

オープンワーク

楽天の採用大学は?学歴フィルターはある?

2022年の楽天の採用大学実績です。出身大学はかなりバラバラのようで、多様な人材を求めているようです。学歴で選んでいるというよりは、社内基準になっている英語力やその他ポテンシャルといった部分の方が採用の際に重要視されます。

順位大学名就職者数
1慶應義塾大76
2早稲田大62
3東京大47
4上智大41
5明治大35
6大阪大31
7一橋大30
8同志社大28
9青山学院大27
10東北大24
法政大24
12京都大23
福岡女学院大23
14立教大21
15東京外国語大17
立命館アジア太平洋大17
出典:大学通信オンライン

楽天に新卒で入るのはやばい?気持ち悪い?

楽天はネット上でやばいと言われていますが、実態は全くやばくありません。やばいと言われる理由は以下と推測されます。

  • 給料が高いため
  • モバイル事業の影響で赤字続きのため
  • 優秀な人材が多いため
  • 激務であると言われるため
  • 離職率が高いと言われるため

こちらについては後日別記事で解説していきます。

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